肉離れ、部分断裂、筋損傷について
肉離れとは
主にランニングやゴー&ストップ動作が多いスポーツで反復的に筋肉を使うことによって筋肉（筋繊維）が損傷又は断裂してしまうことを言います。
激しい運動はそれだけ体に負担を掛けケガにも繋がりやすくなってしまいます。
他の原因として筋肉の柔軟性の低下やウォーミングアップ・クールダウン不足による事もあるので要注意です。
脚を振り出したタイミングで肉離れが起きやすく、多い部位としては下腿部（ふくらはぎ）の少し上の膝近くと大腿部後面（ハムストリング）になります。
肉離れの症状として損傷・断裂した部位に強い痛みが生じ運動を継続できなくなります。又、炎症や内出血が起こり色も変わりさらにひどいと筋繊維にくぼみができることもあります。
体が成長しきっていない子供では、肉離れで損傷した筋肉が骨の付着部を引っ張ってしまい剥離骨折を引き起こしてしまうこともあるため注意が必要です。
肉離れには段階があり
Ⅰ度 筋肉の部分的な損傷、痛みはあるが皮下出血は無く筋肉痛に似た感じがある
Ⅱ度 筋肉の部分的な断裂、痛みも皮下出血があり歩行困難
Ⅲ度 筋肉の完全断裂、痛みが強く皮下出血・筋肉のへこみが見られ歩行困難
治療法
肉離れの重症度は関係なく初めはRICE処置を行います。
Rest （休息）
Ice （冷却）
Compression （圧迫）
Elevation （挙上）
※注意事項
・肉離れの際に気をつけなければいけないのは冷やし過ぎることです。冷やし過ぎてしまうと筋肉が固まり過ぎてしまい血流が悪くなり回復を阻害してしまいます。長くても３０分くらいが目安にはなりますので気をつけましょう。
・筋肉の伸張を少なくするために軽く膝を曲げたり、肉離れした部位に負担のかからない肢位をとりましょう。
・痛めた部位に負担がかからないよう初めは誰かに肩を貸してもらったり、松葉づえを使うようにしましょう。
当院では痛めた部位に負担のかからない動作指導や姿勢の矯正、さらに血流量を上げ治りを早くするために特殊電気や鍼灸治療もしておりますのでご相談ください。
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